角野隼斗2025全国ツアー詳細|宇宙をテーマにした独創演出&コンサート構成を徹底解説!

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今年も角野隼人の全国ツアーが始まっています。

また今年はドイツで権威のある角野隼斗がオーパス・クラシック賞2025を2部門で受賞という快挙を成し遂げました。

ここでは2025の全国ツアーについて紹介します。

2025年角野隼斗全国ツアーの様子

宇宙をテーマにした曲目や、オリジナル曲の演奏でした。

今回はアップライトピアノの中の弦を直接はじいて音を出すなど、かていん独特の演奏を楽しませてくれました。

またピアノの周りには丸い球型の電球があり地球や太陽、月をそれぞれがあらわしていました。

弾いている曲目のテーマが月だと、月のランプがつく・・

という感じの演出です。

角野隼斗は1歳から算数脳で、理系の頭脳を生かした演出

開成から東大という頭の良さでも有名な角野さんですが、1歳の頃から数字が大好きだったといいます。

そのせいか、去年のコンサートは、2進法に従って、ピアノの周りのライトがついていく仕掛けというときもあり、2進法で表した数で、今何曲目かわかるという遊び心あるコンサートでした。

そのため今回もライトがあったので、また二進法?と楽しみにしたら、今回は星を表していました。

角野さんの母は、英才教育ママとしての教育書も多く出していますが、角野さんは1歳の時点で、数字に興味を示し、数字は遊びだったそうです。

持ち歩く計算ドリルは、遊び道具だったといいます。

ピアノができる人は数学が得意とよく言われますが、ピアノ脳と数学脳は一致するものがあるようなので、生まれつきのピアノ脳だったのかもしれませんね。

角野隼斗2025年コンサートの構成は?

イントロは、バッハから

半音階的幻想曲とフーガに単調BWV903

地球として

DAY ONE  映画インターステラー

高き御空の眼差し

Pure Rain

太陽として

坂本龍一 solari

インパラディズム (フォーレ)

After Dawn

月として

バッハ コラール前奏曲BWV639

月の光(ドビュッシー)

Onece in Blue Moon

その他

胎動

Human Universe

スクリャービン ピアノソナタ第5番Op.53

ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ

ストラヴィンスキー 火の鳥

シミの隼斗アンコール曲は?

この日は2月22日で猫の日だったのですが、アンコールでショパンの子犬のワルツを弾いてくださいました。

いったん、退場した後に

「今日は猫の日なのに、子犬のワルツをうっかり弾きました!」といって

もう1曲弾いてくださいました

大猫のワルツ by角野隼斗

(以上は写真許可が出たときの画像です)

Human Universは循環をテーマとしてるそうです。イントロとアウトロに同じモチーフを置いて局全体が円環構造になっている。

私たちが「始まり」「終わり」としてとらえるものも、より大きな視点で見たら果てしない循環の一部に過ぎないのかもしれまい・・

そういうことを思って作ったプログラムの様でした。

挫折なしの人生に見えるが過去一の挫折とは?

開成から東大というエリートコースを歩みながら、高校時代もピアノコンクールにも出ていた。

ピアノと勉強を両立して東大にも合格。

卒業も優秀者として卒業という一見悩みのない人生に見えて、過去に大きい挫折がなかったか、番組「アナザースカイ」の中で聞かれました。

すると、前回のショパンコンクールでは、すでにそのころユーチューバーとして名が売れ始めていた為、コンクールでよい成績を残さないとまずいというプレッシャーが大きかったという。

そしてこの時セミファイナリストとなり、ファイナリストは日本人が2名も入った。

反田恭平と、小林愛実夫婦二人でファイナリストとなりました。

この時ファイナリストに残れなかったのは大きな挫折だったといいます。


ショパンコンクールファイナリストに与えられるものと挫折

ファイナルに行って初めてオーケストラバックにピアノ協奏曲を披露できます。

そしてオーケストラと一緒にショパンピアノ協奏曲第1番を弾くのが目標で、その曲を弾きたくて練習してきたが、そこで落ちたことで、オーケストラと演奏するために練習してきたショパンが弾けなかった。

虚無感にさいなまれ、発表後、ぶらっとヨーロッパを巡りながら、挫折を味わったといいます。

これが人生の中でも大きな挫折を味わった出来事だったといいます。

実際その後、リベンジと称して、翌年にショパンピアノコンチェルト第一番を、コンサートで弾いていました。

この時日本人で有名な若きピアニスト、牛田智大氏も出場し、2回戦敗退となり、これは早すぎると物議をかまし、原因が、ピアノがヤマハだったからではないかと言われました。

それ以来、牛田氏もスタインウェイのピアノに切り替えていますね。

スタインウェイでも、コンクールで許可されたものが2種類あるそうで、どちらの音を選ぶかで使うスタインウェイも個々で違う様で、本当に技術+ピアノの精度、調律師の技術まですべてトータルでの評価となるので、大変です。

牛田氏も後日、ファイナリストしか弾けない曲をコンサートで披露しており、みんなファイナルに残ってオーケストラバックに弾くために練習してくるので、最後まで残らないと意味がないのかもしれませんね。

角野隼斗がオーパス・クラシック賞2025を受賞

ドイツで権威のある賞を一人で史上初の2部門受賞という快挙!

優秀若手アーティスト賞と優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門を受賞しました。

真かが止まらない角野さんですね!

今年またショパンコンクールがある(2025年)

今年またワルシャワで10月3日~23日にショパンコンクールが開催されます。

おそらく角野隼斗さんは、今回挑戦はないようです。

これからも、日本の若手ピアニストの活躍が楽しみです。


角野隼斗の前回のショパンピアノコンクールリベンジコンサート

このコンサート前に、ショパンコンクールのリベンジと語っていました。

こんなに素敵なショパン、次回は絶対オーケストラとともに弾く姿を拝見したいですね!